top of page

【試合レポート】 「FCエストラージャ戦で見えたチームの課題。」





10月27日に行われた、トレーニングマッチ『GOAT FC×FCエストラージャ』の試合の収穫と課題を振り返ります。


この試合のテーマは、現在練習で取り組んでいる「ラインコントロール」と「」です。

まだ未完ではありながらも選手達はこの2つのテーマに向き合いながら試合に取り組みました。




試合の展開と課題


FCエストラージャは4-3-3のフォーメーションを採用し、左サイドハーフが前線に加わりスリートップを形成していました。


これに対し、GOAT FCはセンターバックから外渦へのパスを試みましたが、パスミスや判断ミスが重なり、ボールを思うように繋げることができませんでした。その結果、GOAT FC陣内で相手にボールを保持される時間が長くなりました。


特に試合の立ち上がりでは、ゴール前でエストラージャFCにボールを回され、GOAT FCは連携が取れず多数のシュートを許す厳しい展開となりました。




得点シーン


試合の中でGOAT FC唯一の得点は、トランジションから生まれたプレーによるものでした。左CBフミが縦にクリアしたボールに対し、左WGのシゲが相手SBを振り切り、落ち着いたループシュートでGKの頭上を越えてネットを揺らす素晴らしいゴールを決めました。




GOAT監督による分析と指摘


収穫ポイント


1. ブロック守備の安定感


この試合は自陣でブロックを組む場面が多くありましたが、相手に崩されるシーンがほとんどなく、安定した守備を見せました。



2. ラインのアップダウン


相手の動きやバックパスに合わせたラインコントロールが良好であり、及第点を与えられる内容でした。引き続き改善の余地はありますが、試合中のブロック→クリアからのラインアップの意識は成果が見られました。




課題ポイント


1. 背面視野の不足


背後の状況把握が不足していることで、判断ミスや消極的なプレーが見受けられました。トラップミスや、ターンして前にパスを出せる場面でクリアしてしまうシーンが多く、プレッシャーの中で冷静に判断するためにも、状況把握が必要です。



2. ゴールキックの攻略


ビルドアップの失敗が続くことで、ゴールキックに至る状況が頻発し、それを有効に活かせないことが試合の流れを難しくしました。今後は相手スリートップで即座に4バックを形成し、より安定したゴールキックの攻略を目指します。



3. セットプレスの徹底


相手CBのみをフリーにして、他の選手にタイトなマークを設定する必要がありましたが、マークが不完全な状態でプレスをかけたことで、相手にボールを繋がれてしまう場面が多く見られました。プレス力を再構築し、今後もチームの武器である高い位置でのボール奪取を目指します。



また、練習で繰り返し強化してきた高い位置で外渦から中渦へのパスは、この試合では発揮できませんでした。今後、練習内容をしっかりと試合で表現できるよう、意識を強化していく必要があります。





キャプテン・ヒカル選手 試合後インタビュー



課題について教えてください。


ヒカル選手:「ボールを保持している時、渦にボールをつけようとしすぎて、他の基本的な動きが疎かになっていました。例えば、相手が2トップの時に広がる動きや、運んでセカンドピボーテに当てる動きが少なく、こちらの意図を相手に見透かされてしまったんです。もっと相手を騙しながらプレーしていかないと。」



ラインのアップダウンの課題は?


ヒカル選手:「前回よりは、ボールホルダーに合わせたラインのアップダウンができたんですけど、やはり統率が足りずバラバラになってしまう場面がありました。コーチングや癖づけを強化して、考えなくても動けるようにしていきたいです。」



収穫点もあったようですね?


ヒカル選手:「はい、対人守備では進歩を感じました。マーク相手にタイトにつくことで、ボールホルダーからのパスを封じたり、出されても前を向かせない守備ができる場面が増えてきたので、この調子で鍛えていきたいです。」




SBノリ選手 試合後インタビュー



  1. 試合で考えていたことは?


ノリ選手:「今回は渦を回すタイミングや、中渦へのボール供給を意識していました。特に、ラインアップに合わせたポジション調整や、4バックでのゲート間の顔出しを意識しました。」



課題について教えてください。


ノリ選手:「裏ケア対応がまだ不十分でした。ラインアップ時にまっすぐスプリントしてしまい、相手にインサイドゲートを使われたんです。今後は斜めにスプリントしてゲートを閉じる対応が必要です。また、渦の理解や背面視野がまだ浅く、プレーが単調になっていると感じました。映像を見返しても、自分が外渦で受けた際に中に運ぶべき場面が多く見られたので、ここも修正していきたいです。」



収穫はありましたか?


ノリ選手:「渦を使ってゴールに迫る場面が作れたことです。相手GKとの1対1に持ち込めたので、チャンスを体現できたと思います。さらに、逆SCBがボールを保持している際、相手CBの裏を取る動きも掴めました。高い位置でのプレーにつなげられそうです。」




今回の試合は、チームとして新たな戦術に挑戦しながら、多くの収穫と課題を発見する良い機会となりました。次の試合に向けて、個々のプレー精度と連携力をさらに高め、練習で培った戦術を実戦でしっかり発揮できるよう取り組んでいきます。


今後の試合に向けて、GOAT FC TOKYOの成長に期待がかかります。

閲覧数:297回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page